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小座敷、リビング・ダイニングを見る

撮影:喜多 章
座敷飾りは、日本独特の美意識や感性、精神性の極めて象徴的な空間です。この5畳の小座敷は、リビング・ダイニング・キッチンの一空間の中に間仕切りの無い形であり、仏間としてや神様を祭るといった神聖な空間領域である事を合わせ持っています。壁はコンクリート小叩き仕上、天井は真鍮製の目の細かいエキスパンドメタルです。床(とこ)は蹴込床で、落とし掛け、蹴込板をステンレスにしてあります。間口2650mmの床板は、CD盤、真鍮のエキスパンドメタル、小口から外光が差す3枚のフロートガラスを順に重ねてあり、透き通った中神秘的に金色や虹色に光り輝く意匠は、心の中にある無限の宇宙観を表現し、壁のザラッとした質感とを対比させてあります。

図面 設計コンセプト   


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